香[incense]

香の香りには、それをかぐことで、脳内にアルファ波や、エンドルフィンなどの心地よさをもたらす物質が分泌され、癒し効果があります。

本来、伽羅、沈香、白檀などの天然香木の香りのことを言います。そこから香木・煉香・匂香・お線香・抹香・焼香・塗香の7つの種類にわけられています。

仏教の発祥地であるインドは多くの香木の産地であり、また酷暑の気候による悪臭を防ぐために、香は重要な役割を果たしています。仏教では、香を焚くと不浄を払い心識を清浄にするとされ、仏前で香を焚き、花や灯明とともに仏前に供することを供養の基本となります。

香の歴史はかなり古く、紀元前3000年前のメソポタミア文明のころが始まりです。種類も多く、白檀、丁香などのように樹木の皮、葉、根などの粉末や、乳香、安息香など、芳香のある樹脂や麝香、竜涎香など動物性のものがあり、ふつう香木(明香)と練香(煉香、合香)とに分けられます。

また使用方法の違いで、焚いて使用する香(焼香)と、焚かずに体に塗る香(塗香)に大きく別けられ、このうち焼香も形状によって、棒状、コイル状、渦巻状の線香・粉末状の抹香に別けられますが、多くの種類があります。

当サイトではそんなお香の種類と香り、その効果についてご紹介しています。

香木とは

香木(こうぼく)とは、心地よい芳香を持つ木材のことです。沈香(沈水香木)、白檀、伽羅があります。薄片に削ったものを加熱して芳香を楽しむのに用いられ、この「香木」の芳香が、「香」です。

白檀は熱することなく香るため、それ以外にも仏像などの彫刻や扇子や数珠などの材料として用いられています。

歴史

推古天皇3年(595年)4月に淡路島に香木が漂着したのが沈香に関する最古の記録であり、沈香の日本伝来といわれる。漂着木片を火の中にくべたところ、よい香りがしたので、その木を朝廷に献上したところ重宝されたという伝説が日本書紀にある。東大寺正倉院宝物の中には長さ156cm、最大径43cm、重さ11.6kgという巨大な香木「黄熟香」(おうじゅくこう)が納められている。これは、鎌倉時代以前に日本に入ってきたと見られており、以後、権力者たちがこれを切り取っている。室町幕府8代将軍足利義政、織田信長、明治天皇の3人は付箋によって切り取り跡が明示されている。東大寺の記録によれば、信長は1寸四方2個を切り取ったとされている。

現在では、1992年(平成4年)4月に、全国薫物線香組合協議会が、上記の日本書紀の記述に基づいて沈水香木が伝来した4月と、「香」の字を分解した「一十八日」をあわせて4月18日を、「お香の日」として制定している。

お香の形状

お香の形には大きくわけてスティック型、コーン型、渦巻型の3つがあり、それぞれ特徴があります。

特徴

スティック型
ちょっとしたときに焚くのに最適。需要が高く、お徳用などの商品もあるのでコストパフォーマンスが非常に良いです。種類も多く、長くて30分程度の燃焼時間なので、気分に合わせて様々な香りが楽しめます。好みの長さに折って使うのも◎。
コーン型
燃える部分が多いので香りを濃く味わえ、香りの広がりも早いのが特徴です。その分煙の量が若干多いです。また、最初と最後で太さが違うため、香りの変化が楽しめます。スティックと同じように燃焼時間が短いので、 気分によって色々なお香を焚くことができます。
渦巻き型
一時間以上燃焼するものもあり、その長い燃焼時間が最大の特徴です。好みの長さに折って使うこともできます。よく香りが広がるので、料亭などではこのタイプを使っていることが多いです。
広い場所で使うには最適なお香だと思います。

その他

  • スティックタイプ
  • ショートスティックタイプ
  • コーンタイプ
  • ドゥープタイプ
  • チベタンドゥープタイプ
  • ねじり香タイプ
  • パウダータイプ
  • コイルタイプ
  • ペイパータイプ
  • マッチタイプ
  • 日本香(線香)タイプ
  • 印香タイプ
  • 平御香タイプ
  • 削り香タイプ